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a-game shop(国際通信社)の日記出張所です。店舗の商品紹介はもちろんのことアナログゲームのことや日々のつれづれごとを日記にして書いております。
a-game つれづれ日記
不遇の(?)ゲーム
2010-05-21-Fri  CATEGORY: ゲーム
私の大好きなカードゲームシステムのなかのひとつに「Lightningシリーズ」があります。

以前のエントリーでも紹介しましたが、このシステムを拝借して自作ゲームを作ったこともあるのですが、シリーズ作品中、不遇のゲームが存在するような気がするのです。

それが↓コレ。

POLAND_front.jpg

シリーズ中の最新作『Lightning Poland』

実にスマートな作りで、初期作の『Lightning Midway』『Lightning D-Day』でしっくり来なかった点を作品テーマで納得できる形に落とし込んだ名作だと私は思っています。

>しっくり来なかった点を作品テーマで納得できる形に

……いや、ちょっと表現が違うかな?

ポーランド侵攻作戦、というとてもマイナーなテーマよりはむしろ、大戦末期ドイツ軍の戦線が崩壊したワルシャワ放棄をテーマにした方がもっともっと良かったのではないかなぁ、と、かわら版「野獣ゲーマー」の徳岡さんが。

確かに、ね。

この『Lightning Poland』ですが、拠点カードをいくつ確保できるかという『Lightning D-Day』の基本勝利条件を残しながら、拠点を並べることで各上陸拠点となるビーチをマップのように使う野暮ったさを取り払っています。ポーランドというひとつの国の中に存在する町を拠点という「点」で捕らえることで、投入兵力が自由に運用が効くよう戦況を再現することに成功したのです。

各拠点となるビーチとその隣にしか攻撃が行えないという、攻撃の自由度が制限される『Lightning D-Day』。
海の上に存在する空母に対して手持ちの航空兵力を自由に運用できる『Lightning Midway』


陸・海という2つの異なるテーマの作品で、各々が持つテーマの特徴とシステムの利点をミックスして完成したのが実は、『Lightning Poland』なのです。

テーマだテーマだけに注目されない作品、のように思えて仕方ないのですが、プレイするとどうして、なるほどと納得できる手軽なカードゲームと言えるのではないでしょうか。

チャンスがあれば是非一度プレイすることをお薦めします。

「なるほど、こういうことを言いたかったんだ」

ときっと理解してもらえる作品だと思いますので……。

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