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遂に登場!『新選組始末記』〈その2〉
2009-03-11-Wed  CATEGORY: ゲーム
昨日に引き続き『新選組始末記』の紹介を。今回は〈その2〉で、ゲームに登場するキャラクターに割り振られた具体的な能力について説明したいと思います。

shin_unit.gif


上記の画像をご覧下さい。6個のコマを撮影した画像ですが、それぞれ特徴のある能力別に新選組隊士を選んでみました。

各キャラクターのコマには「名前」「技能」「武力」「身分」「文学」「役職」「配置」の情報が割り振られています。この中で「役職」に関してはゲーム上特に意味を持たない能力で、歴史的な興味を持たせるために記載された情報と理解してください。各コマで言うと、人物画像の左下に書かれている文字ですね。近藤勇ならば「局長」、山南敬助なら「総長」と言ったやつです。

コマの左上の数字が、「武力」を現します。

『新選組始末記』の戦闘ルールは、よりチャンバラに近い戦闘シーンを演出するため、お互いにサイコロを振り合ってこの武力を足した数値を比較し合い、高い目の方が戦闘に勝利することに。上記のコマでいうと、近藤勇の武力が「4」と一番高く、続くのが小説『壬生義士伝』で一躍有名になった吉村貫一郎となります。

戦闘は「非主導権側」がコマを1枚だし、それに対して「主導権側」が任意のコマを出して戦闘の組み合わせを作るのですが、数の少ない側が全てのコマを出してしまうと残った側のコマは支援として味方のコマにくっつけることができるのです。そうすることで、「武力」を支援の数分上昇させることができるようになります。数が不利な状況で始まった「池田屋事件」を再現すると、戦闘能力の高い少数の新選組隊士が戦闘能力は低いが数の多い勤王派志士に苦戦する図が想像できると思います。まさしく、そんな場面を再現できるゲームがこの『新選組始末記』なのですね。

……。

gensan.gif

ふ~ん、井上源三郎の「武力」は「1」なのかぁ……。

ここで、井上源三郎についてちょこっと余談を。

彼の生まれ故郷に数年前「井上源三郎記念館」が建てられ、たまたま訪れたことがあります。数年前といっても開館は大河ドラマ「新撰組!」が放映されていたときのことです。そこで聞いたお話によれば、井上源三郎自身、かなりの剣の使い手だったらしく免許皆伝の目録も現存しているのです。確かに見せてもらいましたが、そうなるとこれまでに描かれてきた彼のイメージはちょっと変わりますよね。数多くの物語では剣術の能力に関して疑問視されている彼ですが、どうもそうでないというお話しみたい。

となると、この能力ってちょっと低いんじゃないかな? と思うのですが、うまく「技能」という情報でバランスを取っているのです。

コマの右下、各氏名の下に漢字1文字で記載されている情報が「技能」になります。これは各キャラクターが持つ特殊能力のようなものと理解してください。「技能」は全てで10種あるのですが、井上源三郎の「刀」という能力、戦闘時に振ったサイの目が「1」だった場合、もう一度ふり直しができます。「剣」の技能(サイコロを2個振り好きな目を使える)より「刀」の技能は劣るのですが、他の「技能」の中には戦闘に関係しないものもあるので、それらの人物よりは剣技に秀でた能力を有しているので戦闘時のアドバンテージはある訳ですね。

ちなみに他の技能の中には坂本龍馬の持つ「銃」(先制攻撃で威嚇射撃)や原田左之助の「槍」(〈法蔵院流他の免許皆伝〉により「剣」「斬」「刀」の技能を無効)、松原忠司の「柔」(〈柔術の使い手〉により死亡判定の際サイの目に有利)、島田魁の「強」(〈怪力〉により戦闘のダイスの目が有利に)など、なるほど! と唸らせる、各キャラクターをイメージする能力が当てられていますね。幕末の三大人斬りと言われた中村半次郎、岡田以蔵、田中新兵衛には全て「斬」の能力(死亡判定で相手を死亡しやすくなる)が付いているのは納得ではないでしょうか。

さて、残す能力の「身分」「文学」「配置」に関してですが、これらの能力は次回の「移動」に関わってくるところなので、その時に紹介したいと思います。

むむ? 「文学」って、なに!?

と思う人も沢山いるのでは? 上記の画像を見て、新選組に詳しい方ならばどの数字が「文学」なのかは想像が付くと思いますが、どんな能力なのかを想像してみてくださいね。

では、また次回に。

●『ウォーゲーム日本史 創刊号 新選組始末記』はこちらから

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