
遅くなりましたが、本日『LAST NIGHT on EARTH』シリーズの追加エキスパンションセット『Growing Hunger』について記述してみたいと思います。
先日こちらのブログにも書きましたように、『Growing Hunger』について詳しく記述紹介している人ってあまりいないような気がします。
『LAST NIGHT on EARTH』の追加セットで、新たなマップとカードが付いている!!
という煽り文句一つで全てを理解出来そうな気が……。正直、間違いではないのですが他にも新たな要素がいっぱいあるので、この機会に少し紹介してみましょう。
■さらに強くなったゾンビ「グレイブ・デッド(Zombie Grave Dead)」
このセットから赤色のゾンビが7体増えています。これらのゾンビはいくつかの特殊能力があり、その中のひとつを選択してゲームを開始することが出来るのです。例えば
・新しいゾンビ(Freshly Dead):グレイブ・デッドは移動の際1D3のマス目を移動出来ます。
足の遅いゾンビが全て「バタリアン」化するルール……恐るべし(笑)。
ただし、この「グレイブ・デッド」ルールはあくまで選択ルールで、採用・不使用はプレイヤー間にゆだねられます。
さらに各選択ルールには、「追加ルールの強弱マーク」が付いているのです。先ほどの「グレイブ・デッド」には●が3つ付いています。このルールをゾンビ側に採用するならば、同じ●の数だけの選択ルールを人間側陣営が選択できる訳。これによってプレイバランスを保とうとしているのですね。
『LAST NIGHT on EARTH』はプレイを重ねると人間側陣営有利と言われているのですが、この『Growing Hunger』には前作を越えるかなり強力なイベントカードが準備されているので、かなりゾンビ側陣営が強く感じられるかもしれませんね。しかし、そんな不利な条件を4人の力で立ち向かい挽回するプレイスタイルがこのゲームの面白さであり、ベテランの『LAST NIGHT on EARTH』プレイヤーには是非追加してもらいたいエキスパンションセットだと言えるのではないでしょうか。
ということは、初心者プレイの場合『Growing Hunger』はいらないのかな? というとそうではありません。プレイ人数が2人でも遊べるオマケシナリオ「アローン・イン・ザ・ダーク」が入っているのをご存じでしょうか?
「アローン・イン・ザ・ダーク」って、あのフランスメーカー、インフォグラムが出したポリゴンアドベンチャーゲームで、今や4作目まで出たクトゥルフもののゲーム!?

【3DO版ソフトジャケット】
と思う人も中にはいるでしょうが、それではありません。シナリオタイトルがこう付けられているだけなのですが、ヴァリアントとして1対1の対戦用に作られたオマケシナリオなのです。
ベテランプレイヤーから初心者までゾンビ好きにはたまらないボードゲーム。次回は、オマケシナリオ「アローン・イン・ザ・ダーク」について紹介しようと思います。
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