
9月20日(日)に発売となった『ウォーゲーム日本史 第3号』ですが、もうお買い求めいただいたでしょうか? アナログゲームショップで予約された方は既にお手元に届いていると思いますが、まだ届いていない方は店舗へ是非ご一報下さいね。
今号のゲームは「関ヶ原の戦い」です。
ちょうど、発売日の夜にあった大河ドラマが「関ヶ原」だったので、タイムリーと言えばとてもタイムリー。関ヶ原の戦いが旧暦の9月15日であったのはご存じでしょうが、9月と言えば関ヶ原の季節なのですよね~。
豊臣秀吉の死後、豊臣政権を守ろうとする石田三成と天下を手中に収めようと牙をむいた徳川家康が慶長五年(1600年)に決戦を行った関ヶ原の戦いをテーマにしたのが今回の「関ヶ原戦役」です。

主戦場である関ヶ原だけにスポットを当てるのではなく、全国規模の視点からこの戦いを捉えシンプルかつ簡単に遊べるゲームに仕上がっています。上記の画像をご覧いただければその雰囲気も掴んでいただけるのではないかと思いますね。
デザイナーは『信長包囲戦』が好評を博した池田康隆氏なので内容は期待を裏切らないはず。

↑が「関ヶ原戦役」のマップです。中央の丸いエリアが関ヶ原に当たりますが、注目していただきたいのは西の青いエリア。西軍がこのエリアを全て押さえた上で関ヶ原を取ると、豊臣秀頼の出陣条件が成立します。なので、実際と同じように伏見城や田辺城、大津城、安濃津城を如何に早く西軍は押さえ東へ押し出すかを考えるか、あるいは秀頼出陣よりも会津の上杉勢と連携して早い段階で東軍を挟み撃ちにするかという選択肢が出てきます。逆に東軍は、軍勢を整えていち早く西を目指し決戦に持ち込むことが大切なのですが、会津の上杉勢が要注意。背後に警戒しながらタイミングを見誤らないようにして決戦場を西へシフトしなければ勝利出来ないことだってあるのです。
もちろん関ヶ原名物(?)の「調略」はこのゲームでも健在。
戦力として期待していた大名が急に敵方に寝返って計算が立たなくなることには細心の注意が必要なのです。ゲームのシステムはカードドリブンシステムを採用しているので、カードのイベントを使用するか、自陣営の部隊を動かすかの判断ひとつで対局は大きく変化することだってあるのですから。
ゲームの勝利条件はとてもシンプル。最終ターンで自分の支配しているエリアが多いと勝利を収めますが、気を抜いているととんでもないイベントカードで逆転されることも……。
関ヶ原で起こった様々な要素と、起こる可能性を全国規模で落とし込んだ本作品は、今までになかった「関ヶ原の戦い」を再現している興味深いゲームだと言えるでしょう。
是非この機会にお買い求め下さいね。
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