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そろそろ『箱館戦争』についてお話しします その1
2010-06-15-Tue  CATEGORY: ゲーム
6月20日(日)に発売となる『ウォーゲーム日本史第6号』『箱館戦争』。出ます、出ますと言っておきながら、その内容についてはヴェールに包まれていた訳ですが、そろそろその内容についてお話ししたいと思います。

今回、商品フォームでアナウンスしているように2 in 1でありますが、本日は戦役全体を扱っている『箱館戦争』を紹介しましょう。

さて、↓マップをご覧頂いて解るように、扱われている部分はオーソドックスな切り口であります。

hakodatemappu-.jpg

ポイント・トゥ・ポイントのゲームであることは見ていただいて解るとおりです。

迎え撃つ函館政府軍(本作品では、デザイナーのドナルド・ブースさんは「旧幕府軍」と記載されています)は、数の少ない手駒をいかに有効に配置できるかがポイントとなります。ユニットの配置が終われば、新政府軍は上陸地点を決定して部隊を蝦夷地へ上陸させるところからゲームは始まります。

歴史通り乙部に上陸するもよし、奇策を弄して別の上陸点を選ぶも良しです。

今回も、テストプレイは参加させていただけたので実際にプレイした感想を述べさえてもらえるならば、両陣営にとって「楽勝」の展開になることは絶対にあり得ないゲームです。

私は新政府軍を担当したのですが、函館政府軍が蝦夷地制圧の為に上陸した鷲ノ木上陸案を先に考えていました。このアイデアは五稜郭や箱館市街まで敵の抵抗が小さい(要害が無い)こともあり、有効と思えたのですが、道が整備されておらず多くの部隊を一気に送り込むことができないことから、主力をそちらに上陸させるのは難しいのではないかと思えたのです。

このゲームでは、↓赤色と黒色の2つの道が準備されており、道路の規模によって展開できる部隊に要するコストが全く違うのです。

hakodatemappu2.jpg

かといって、史実通り乙部から3方面に分散して進軍するには兵力に不安が生じます。結局増援として登場する部隊に頼らざるを得ないのですが、函館政府軍の海軍に悩まされることになるでしょう。

しかも、多分ですが……本作品最強の指揮官、土方歳三が史実通り二股口を押さえることは間違いないでしょうから……苦戦は必至です。

hakodateunit1.jpg

函館政府軍の初期配置によって新政府軍はいくつかの戦略的な選択肢を準備しなくてはいけないので、かなり悩ましい場面がいくつもでてくることでしょう。

と、このゲームの特徴といえる駒を動かすカードのシステムと戦闘システム(指揮官の使用)については、明日以降にこちらのブログでお知らせすることにしましょう。

お楽しみに。

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