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そろそろ『箱館戦争』についてお話しします その2
2010-06-16-Wed  CATEGORY: ゲーム
昨日のエントリーの続きになります。

お約束通り、『箱館戦争』の特徴とも言えるカード指揮官ユニットについてです。

hakodatecard.jpg

本作ですが、カードに記載されたイベントかポイントを使用して駒を動かすシステムを採用しているので、「カードドリブンシステム」と言えるのですが、少し変わったカードの使い方をします。

カードは手札として使われず、カードは両陣営1枚ずつオープンにして使用します。自分の手番には2枚のオープンにされたカードが目の前に出ているのですが、両方のカードを使用することが可能なのです。2枚ともイベントを使っても良し、行動ポイントに使用しても良し、片方ずつイベントとポイントに使っても構わないのです。

両陣営の山札が無くなればゲームの前半は終了です。その時点で最初の勝利判定を行い、条件を満たしていなければ後半戦に突入するのです。

いかがです? ちょっと変わったシステムでしょ?

次に、戦闘について。こちらはとてもシンプルに解決できるようになっています。

部隊駒はイラストと兵科記号の2つが用意されており、どちらを使用しても構いません。イラストの場合、描かれている人の数だけ戦力を持っていることになります。

例えば↓額兵隊の場合は「2」になります。

hakodateunit2.jpg

ちゃんと額兵隊はシャツで描いておられます。駒を裏向けたらにはなっていないのは残念ですが(笑)。

戦闘時サイコロを振って同じサイの目が出れば1ヒット与えることができるのですね。

hakodateunit1.jpg

で、指揮官がいる場合、サイコロの出た目を修正することができます。本作は「フリップダイス」というシステムを採用しており、指揮官の数だけ出たサイコロの目を裏にひっくり返すことができるのです。……この辺り、外国人デザイナーでしか思いつかない閃き、、、というのでしょうか。面白いギミックですよね。

例えばサイの目が「2」「3」「5」とバラバラの目が出たとして、指揮官が☆が1個だとしたら、サイの目「2」をひっくり返して「5」にすることで1ヒットを引き出すことができるのです。

戦闘はとても簡単なシステムを採用していますが、イベントをうまく使うことで展開は大きく変化します。海軍の艦砲射撃で支援を得ながら敵の要地を攻略して前進することは実際の箱館戦争と同じですし、単に戦力を集中して平押しすることだけが戦い方でないことを実際プレイすることで気付くことでしょう。

他にも本作のゲームを「攻略」するためにいくつかの特徴があるのですが、それは実際にプレイして実感していただければ良いと思います。

さて、次回は、2 in 1のもう1作品である海戦ゲーム『箱館湾海戦』を紹介したいと思います。本戦役では登場しない旧幕府軍の主力艦「開陽」がゲーム中に登場するこの作品、行動チットを使いながら当時の海戦をうまく再現している砲撃戦ゲームです。

お楽しみに。

●ウォーゲーム日本史6号『箱館戦争』は→コチラから

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