NHKの大河ドラマも風雲急を告げる文久の時代へ突入してきました。
新選組が登場したりすると、幕末らしさがさらに増してくる訳でして、こうなったら、「幕末ゲーム5番勝負!」なんて企画をブチ立てて、このブログで発表するのも面白いかなぁ、なんて思っております。
(1)ウォーゲーム日本史創刊号『新選組始末記』
(2)ゲームジャーナル21号『上野戦争』
(3)コマンドマガジン61号『河合継之助最後の賭け』
(4)ウォーゲーム日本史第6号『箱館湾海戦』
(5)ウォーゲーム日本史第6号『箱館戦争』
なんか、良くないですか? このラインナップ。
とは言うものの、鳥羽・伏見とか会津戦争がテーマになったゲームがないことが残念でなりませんね。誰か創ってくれないかなぁ……。これを機に幕末関係のゲーム総ざらい! なんて夢のゲームプレイが出来たらいいのですが……。
と言う訳で、枕が長くなってしまいましたが、今回はお約束通り『箱館湾海戦』についての内容紹介と、その中のシナリオ「阿波沖海戦」についてお話ししようと思います。
さてさて、「箱館湾海戦」というゲームですが、海戦をテーマにしたウォーゲームだと言うことはタイトルで理解していただけると思います。マップは青い海をモチーフにしたヘクスシートがメインの「箱館戦争」マップの裏に印刷されています。

濃淡がヘクスに付いてるのは、シナリオによって一部が陸地を表したりするためであり、指示がない限り全て海のヘクスと理解して間違いありません。
海戦のゲーム、特に砲撃戦をテーマにした作品は、ゲームの手番が細かくプレイアビリティが低いという印象を受けるのですが、このゲームはそうじゃありません。デザイナーのドナルド・ブース氏は、なるほど、よく考えたなぁと感心させられる点は、戦闘の基本的なシステム(打撃の与え方)を「箱館戦争」よく似たシステムにしているという所。
さらに、当時の砲撃戦の雰囲気を出すために、チットを使用して各陣営の船への命令が順番通り訪れないようにしている点でしょう。


↑このチットをカップから引いて出てきたチットに従ってプレイ手順を消化していきます。なので、砲撃したい時に有効な砲撃を加えることが出来ないこともあり、相手との距離を詰めたい時であっても移動が出来なかったりと、命令がなかなか思うとおりに通らなかった当時の雰囲気を再現しているのです。
ただし、単にチット通りの順番でしか行動できないのでは海戦ゲームとして成り立ちません。その点を「主導権」という概念で補っており、主導権プレイヤーは開始時に数枚のチットを先に引いておき、手元に伏せて置いておくことで、任意にそのチットを使用できるようになっているのです。
命令だけではありません。
当時の艦船のタイプで多かった「外輪船」の性能も移動制限としてゲームへ忠実に再現されています。

↑新政府軍の代表的な外輪船「春日」ですが、移動力が○で囲まれており、これが外輪船を表します。
外輪船は回頭能力が低いという弱点を持っているため、移動の際60度回頭しか行えない制限が付けられています。
さらに、本ゲームの花形とも言える↓甲鉄艦こと、ストーンウォール・ジャクソン号ですが

アームストロング砲の能力がゲーム中に反映されています(左上の数字が砲撃力)。
ということで、ライバル艦の↓「開陽」と砲撃力を比較して下さい……。

おやぁ?
砲撃力が、開陽>甲鉄になっていますよね。
ううむ……
そう、実はアームストロング砲の威力は、この数字の差に秘密が隠されているのです。
どんなシステムが隠されているのかは実際にゲームをプレイして体験して下さいね。やはり、甲鉄艦は凄いなぁと感じるはずです。
ところで、阿波沖海戦……ですが、、、お待たせしました。本当に次回紹介いたします!!
●ウォーゲーム日本史創刊号から6号までは→コチラから!!
新選組が登場したりすると、幕末らしさがさらに増してくる訳でして、こうなったら、「幕末ゲーム5番勝負!」なんて企画をブチ立てて、このブログで発表するのも面白いかなぁ、なんて思っております。
(1)ウォーゲーム日本史創刊号『新選組始末記』
(2)ゲームジャーナル21号『上野戦争』
(3)コマンドマガジン61号『河合継之助最後の賭け』
(4)ウォーゲーム日本史第6号『箱館湾海戦』
(5)ウォーゲーム日本史第6号『箱館戦争』
なんか、良くないですか? このラインナップ。
とは言うものの、鳥羽・伏見とか会津戦争がテーマになったゲームがないことが残念でなりませんね。誰か創ってくれないかなぁ……。これを機に幕末関係のゲーム総ざらい! なんて夢のゲームプレイが出来たらいいのですが……。
と言う訳で、枕が長くなってしまいましたが、今回はお約束通り『箱館湾海戦』についての内容紹介と、その中のシナリオ「阿波沖海戦」についてお話ししようと思います。
さてさて、「箱館湾海戦」というゲームですが、海戦をテーマにしたウォーゲームだと言うことはタイトルで理解していただけると思います。マップは青い海をモチーフにしたヘクスシートがメインの「箱館戦争」マップの裏に印刷されています。

濃淡がヘクスに付いてるのは、シナリオによって一部が陸地を表したりするためであり、指示がない限り全て海のヘクスと理解して間違いありません。
海戦のゲーム、特に砲撃戦をテーマにした作品は、ゲームの手番が細かくプレイアビリティが低いという印象を受けるのですが、このゲームはそうじゃありません。デザイナーのドナルド・ブース氏は、なるほど、よく考えたなぁと感心させられる点は、戦闘の基本的なシステム(打撃の与え方)を「箱館戦争」よく似たシステムにしているという所。
さらに、当時の砲撃戦の雰囲気を出すために、チットを使用して各陣営の船への命令が順番通り訪れないようにしている点でしょう。


↑このチットをカップから引いて出てきたチットに従ってプレイ手順を消化していきます。なので、砲撃したい時に有効な砲撃を加えることが出来ないこともあり、相手との距離を詰めたい時であっても移動が出来なかったりと、命令がなかなか思うとおりに通らなかった当時の雰囲気を再現しているのです。
ただし、単にチット通りの順番でしか行動できないのでは海戦ゲームとして成り立ちません。その点を「主導権」という概念で補っており、主導権プレイヤーは開始時に数枚のチットを先に引いておき、手元に伏せて置いておくことで、任意にそのチットを使用できるようになっているのです。
命令だけではありません。
当時の艦船のタイプで多かった「外輪船」の性能も移動制限としてゲームへ忠実に再現されています。

↑新政府軍の代表的な外輪船「春日」ですが、移動力が○で囲まれており、これが外輪船を表します。
外輪船は回頭能力が低いという弱点を持っているため、移動の際60度回頭しか行えない制限が付けられています。
さらに、本ゲームの花形とも言える↓甲鉄艦こと、ストーンウォール・ジャクソン号ですが

アームストロング砲の能力がゲーム中に反映されています(左上の数字が砲撃力)。
ということで、ライバル艦の↓「開陽」と砲撃力を比較して下さい……。

おやぁ?
砲撃力が、開陽>甲鉄になっていますよね。
ううむ……
そう、実はアームストロング砲の威力は、この数字の差に秘密が隠されているのです。
どんなシステムが隠されているのかは実際にゲームをプレイして体験して下さいね。やはり、甲鉄艦は凄いなぁと感じるはずです。
ところで、阿波沖海戦……ですが、、、お待たせしました。本当に次回紹介いたします!!
●ウォーゲーム日本史創刊号から6号までは→コチラから!!

『新選組始末記~鴨川血風録』がバクマツ5(notチョウシュウ5)に入ってうれしいのですが、実は『東海遊侠伝~次郎長三国志』も幕末ゲームです。やっぱり渡世人は裏街道をトボトボと歩いて行くのですな・・・。
>中嶋 さん
コメントありがとうございます。
……忘れてました(汗)。『次郎長』もありましたね。
早速ラインナップに追加です!
コメントありがとうございます。
……忘れてました(汗)。『次郎長』もありましたね。
早速ラインナップに追加です!
| ホーム |