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a-game shop(国際通信社)の日記出張所です。店舗の商品紹介はもちろんのことアナログゲームのことや日々のつれづれごとを日記にして書いております。
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『コマンドマガジン94号:フライング・タイガース』
2010-08-19-Thu  CATEGORY: ゲーム
発売日を前日に控えた『コマンドマガジン94号』ですが、当店で事前予約をされた方は徐々に新刊が届きはじめているはず。現在も予約受付中につき、是非ともご購入をご検討下さい。 【商品フォームは→コチラから】

ところで、今回付録となっている2つのビルマ戦ゲーム。早速ですがレシプロ航空機ファンを自称する私、じんぼが、いてもたってもいられなかったので『フライング・タイガース』をプレイしてみることにしました。

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【↑セットアップ風景:私は連合軍を担当することに……】

『フライング・タイガース』は、太平洋戦争のビルマ方面航空戦を題材に、中国国民党軍を支援した航空戦闘団フライング・タイガースを含む連合軍と帝国陸軍第7飛行団64戦隊(通称「加藤隼戦闘隊」)を含む日本軍の激闘を戦略規模の作品に仕上げたゲームです。

ビルマ戦域の戦略航空戦のゲームですよ~。なかなかテーマとして珍しいと思いませんか?

早速コマを切り離して準備にかかったんですが、案外両陣営共に使用するコマが少ないことに驚かされました。さらに、ルールも違和感無くすんなり頭に入るのが不思議なところ……。まあ、システム自体『大西洋戦争』に似ていることもその理由のひとつだったかもしれませんね。

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【商品フォームは→コチラから】

表現は的確ではないかもしれませんが、『大西洋戦争』をベーシックシステムの土台にして、特別なルールを一切排除した作品である、というのが私の第一印象でした。

ルールブックは8ページあるものの最後3ページは選択ルールとプレイの例、マップが入っているのでルールの詳細を確認しながらプレイすることは可能。さらに、1ターンの手順が結構短く、合計6ターンしかないゲームなのでとても手軽にプレイできる作品だなぁと思ったのです。

ただ、コマを並べて実際にプレイすると印象が少し変化しました。

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【↑1ターン:日本軍の初動に対しての動き】

ゲームの進行が難しいというのではなく、かなり頭を使うので、そういう「難しさ」が要求されるゲームだなぁと。このゲームは両陣営がエリアの制空権を取ることで点数を獲得するのですが、各エリアの点数は陣営によって同じ場所でも微妙に変化しています。なので、連合軍にとって価値のあるエリアと日本軍にとって価値のあるエリアが異なり、相手陣営に点数を取らせない「牽制」も必要となってくるのです。

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【↑1ターン:攻撃後の様子。果たして、これが最善の手なのかは……!?】

特にゲームの主導権を握る日本軍は後出しで動いてくる連合軍の行動を考えて、点数を奪われないようにするのが一苦労。「点を取る」「点を取られないようにする」「点を取らせないようにする」という3つの戦略条件を常に頭の中に入れて作戦を遂行しなくては、とうてい勝利を収めることが出来ないようになっています。

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【1ターン終了時点でのPOC差は連合軍+1。さて、2ターンの動きはどうなるか?】

1回や2回ではゲームの全てを理解することはきっと出来ないでしょうね。なかなか楽しませてくれる作品ですし、手頃に回すことが可能なことから、ソロプレイでじっくり検討して対戦で自分の戦略を試すにはもってこいのゲームと言えるのではないでしょうか? 末永く楽しんで下さい。

このゲームは、航空機ファンならずともお薦めできるゲームですよ。

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