昨日のエントリー【コチラ】の続きです。
4人で『東国争乱』をプレイした内容をお伝えしております。
私は上杉を担当。ゲーム序盤から予想通り南の武田との信濃(北)争奪戦が繰り広げられました。このまま混沌とした状況が続くと思ったのですが……状況は少しずつ変化していったのです、という所までが昨日のお話しでした。
正直なところ、上杉・武田の両陣営は戦闘に関するイベントを持っているので、正面からの殴り合いを行えば戦闘は継続できるものの領国は疲弊していくばかりなのです。言うなれば、どちらが先に手を引くかの「チキンレース」状態になる訳。
何故か?
『東国争乱』のイベントは手番プレイヤーに有効なものしかありません。なので、上杉の「軍神」も武田の「風林火山」も防御時には意味を持たなくなります。手番に敵の領内へ攻め込む意志があり、確固たる戦力を準備さえすればイベントを使用してエリアを占領することは可能なのです。特に「銃兵」が準備し切れていない序盤には勝利を読みやすくなるのですね。
私としても、できることならば東西南と広がる地域がある武田が北進に固執する必要はないのでは? と呼びかけを続けました。武田にしてみれば四面全てが敵だらけなのですから。
米の生産力が序盤に伸びない織田や北条ですが、中盤・後半と爆発的に力をつけてくるのは必至。ここは無駄な殴り合いよりも武田は織田へ上杉は北条へという対策を立ててお互い後顧の憂いを絶とうという結論に達したのです。

【武田は、プレイヤーのいない南を押さえ、西に進出を決定】
その結果、信濃(北)は中立エリアとして空白地にすることに。上杉としては厳しい選択肢だったのですが、中立地帯にすることで、仮にこのエリアを奪うならば、1行動手番を使い確実に3戦力を一時消費してエリアを取らなければならないので、お互い手を出せなくなると判断したのです。
まぁ、お互い約束を破ればいつでも全力で「噛みつく」ぞ、と柔らかい脅しをかけたんですよ。だからあえて、「同盟軍」の約束を交わさなかったのです。

【上杉は信濃(北)を空白地にして上野経由で武蔵を目指す】
この辺りの交渉は、上杉の私と武田のプレイヤーがマルチゲームに関して一日の長があったので、すんなり口約束が成立。
武田からは「もし援助が必要だったらいつでも言ってね~」なんて口から出る始末。
慌てたのは北条でした。自分の基盤となる領土をあたかも他人の土地のように認めたれた訳ですから。
中盤の情勢は、武田vs織田、上杉vs北条の形になろうとしていたのです。
〈つづく〉
●ウォーゲーム日本史第9号『東国争乱』は→コチラから
4人で『東国争乱』をプレイした内容をお伝えしております。
私は上杉を担当。ゲーム序盤から予想通り南の武田との信濃(北)争奪戦が繰り広げられました。このまま混沌とした状況が続くと思ったのですが……状況は少しずつ変化していったのです、という所までが昨日のお話しでした。
正直なところ、上杉・武田の両陣営は戦闘に関するイベントを持っているので、正面からの殴り合いを行えば戦闘は継続できるものの領国は疲弊していくばかりなのです。言うなれば、どちらが先に手を引くかの「チキンレース」状態になる訳。
何故か?
『東国争乱』のイベントは手番プレイヤーに有効なものしかありません。なので、上杉の「軍神」も武田の「風林火山」も防御時には意味を持たなくなります。手番に敵の領内へ攻め込む意志があり、確固たる戦力を準備さえすればイベントを使用してエリアを占領することは可能なのです。特に「銃兵」が準備し切れていない序盤には勝利を読みやすくなるのですね。
私としても、できることならば東西南と広がる地域がある武田が北進に固執する必要はないのでは? と呼びかけを続けました。武田にしてみれば四面全てが敵だらけなのですから。
米の生産力が序盤に伸びない織田や北条ですが、中盤・後半と爆発的に力をつけてくるのは必至。ここは無駄な殴り合いよりも武田は織田へ上杉は北条へという対策を立ててお互い後顧の憂いを絶とうという結論に達したのです。

【武田は、プレイヤーのいない南を押さえ、西に進出を決定】
その結果、信濃(北)は中立エリアとして空白地にすることに。上杉としては厳しい選択肢だったのですが、中立地帯にすることで、仮にこのエリアを奪うならば、1行動手番を使い確実に3戦力を一時消費してエリアを取らなければならないので、お互い手を出せなくなると判断したのです。
まぁ、お互い約束を破ればいつでも全力で「噛みつく」ぞ、と柔らかい脅しをかけたんですよ。だからあえて、「同盟軍」の約束を交わさなかったのです。

【上杉は信濃(北)を空白地にして上野経由で武蔵を目指す】
この辺りの交渉は、上杉の私と武田のプレイヤーがマルチゲームに関して一日の長があったので、すんなり口約束が成立。
武田からは「もし援助が必要だったらいつでも言ってね~」なんて口から出る始末。
慌てたのは北条でした。自分の基盤となる領土をあたかも他人の土地のように認めたれた訳ですから。
中盤の情勢は、武田vs織田、上杉vs北条の形になろうとしていたのです。
〈つづく〉
●ウォーゲーム日本史第9号『東国争乱』は→コチラから
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