『Fortune and Glory: The Cliffhanger Game』の続報などを、そろそろ……。

ルールの訳は↓着々と進んでおりますよ~。

で、いったいどんなゲームなんだ?
という疑問に今日はお答えするのと、どの辺りがこのゲームのキモになるのかを、ちょこっと書かせていただこうかと。
FFP社は『A Touch of Evil』【商品ページは→コチラから】以来、「対抗プレイ」(プレイヤー同士が競い合うプレイ方法)と「協調プレイー」(全員が協力し合うCOOPタイプのプレイ方法)ができるゲームを目指しているみたいですね。今回もその基本指針は全く変わっていません。
その2つのプレイ方法でゲームを遊べるようにしながら「拡張要素」(ヴァリアントのようなもの)を加えられるようにしており、遊び方に広がりが持てるようになっております。
基礎の基礎となるベーシックゲームは、「対抗ゲーム」の「拡張要素が無し」のプレイスタイルで、ルールを覚える練習ゲームのような感じ。
各プレイヤーが世界中の骨董品(アーティファクト)を収集して、特定の「報酬点」(報酬コイン15枚を集める)の獲得を目指します。目的を達したらゲームスタート地点の都市に帰ってこれば勝利。
結構簡単そうな条件に見えますが、報酬コイン(Fortune)を得るために、栄誉コイン(Glory)を上手く使い「仲間」や「装置」、「各種アイテム」を得ながら目的達成を目指さねばなりません。この『報酬と栄誉』がゲームを動かすリソースになっているのです。拡張を足したり「協調ゲーム」にしたら勝利条件は変更となりますが、それはまた別の機会に……。
ゲーム中にはナチやギャングが出て骨董品の獲得を妨害したり、他のプレイヤーの所持品を奪ったりするので、映画の「レイダース」や「ハムナプトラ」、「トゥームレイダー」なんかをイメージしてもらえればOKな作品と言えるでしょうね。
拡張要素を加えたら「失われた寺院」とか飛行船の「ツェペリン号」が出てきたり、ギャングやナチの動きがシステマティックになり戦術的な動きになります(戦術の変更が指示されることあり)。
ゲームのシステムエンジンとして面白いと思ったのが、↓「危機カード」の扱い方です。

ゲーム中に発生する危機的アクシデントのことなんですが、例えば↑このカード「輸送機任務」の場合。この時点でトラブルが発生したことになります。トラブルを回避するために「テスト」と呼ばれる判定を行うのですが、成功したらトラブルを回避することができます。
もし判定に失敗したら……。
さらに状況は悪化。↓カードを裏返すことになります。

OH! パラシュートが
ないぜっ!!!!!!!
さらに手に汗握る場面へと状況は変化していくのです。
両面印刷の「危険カード」をシステムに採用していることで状況の変化をゲーム中に再現することができる訳ですが、表面の画像は何枚か同じものがあるものの裏が違うので、何回プレイしてもどの危機が迫っているか分からないようになっているのです。
なかなか面白そうでしょ? この作品。
●アナログゲームショップは→コチラから
| ホーム |