先日『Battlestar Galactica』のルールブックを眺めておりましたが、ちょっとその時思ったのことを書いてみますね。

【BoardGameGeekより】
皆さんご存じかもしれませんが、今のボードゲーム界で主流にありつつあるギミックを含んだ作品になります。そのギミックの火を付けたのが↓こいつ

【BoardGameGeekより】
これらのゲーム、プレイヤー同士が競技してトップを狙い合うのではなく、お互い協力し合って目的を達成しようというタイプのゲーム。アーカムの町を探索することでイベントが発生するのですが、そのイベントカードの数が尋常ではないほど膨大に準備されています。追加セットやカードがどんどん出ているので飽きることは少なく、コンポーネントも美しいことから雰囲気が十二分に味わえるゲームで世界的にも人気の高いゲームです。先日『INNSMOUTH HORROR』という新作が登場しました。
なんだ、TRPGに似てるじゃない?
と、とっさに閃いた人、それが正解。
ただし、『ARKHAM HORROR』発表より時間が経った昨今、ゲームのシステムは進化し、協力関係にある仲間の中に「裏切り者」が潜んでいるタイプのゲームが生まれてきました。それが『Battlestar Galactica』な訳ですね。
もちろん、この2つのゲームの違いはこれだけではないのですが、しかし、ボードゲームがTRPGっぽくなってきたのは確かにあるみたいですね。その辺りのことは、現在「a-gameかわら版」で連載中の「野獣(のけもの)ゲーマー」(徳岡正肇さん)を読んでる方には理解していただけると思います。
ところで、以前までTRPGの主力と言われたファンタジー系のゲームですが、ボードゲームやカードゲームにも、「対戦」という捉え方より「パーティプレイ」という流れが導入されているのは先の2作品を比較して解るとおり。
以前では『モンスターメーカー』カードゲームシリーズなんかを見てわかるように、多人数でプレイしても誰か1人がトップになるかを競い合うものが主流だったように思います。
たとえば、↓これなんかどうでしょうか。参加プレイヤー同士でトップを競い合う代表的なゲームのひとつですよね。しかし、『ソフィア聖騎士団』はよく遊んだよなぁ……。「虚無」の一撃によく賭けたっけなぁ。

【BoardGameGeekより】
その後現在では、プレイヤー同士の対決関係を残しつつ、一方の陣営プレイヤーが協力し合う関係を残し、ゲームのテーマに似合ったイベントが発生させることで、まるで物語を紐解いているようなボードゲームが登場しました。それが↓これですね。

【BoardGameGeekより】
こいつは本当に良くできたゲーム。誰もがイメージできる「ゾンビ映画」をあまねく再現している好ゲーム。登場するキャラクターが全て生き生きしてゲームにその能力が活かされるし、プレイヤー全員が力を合わせながら、自然と物語を紡いでいく感覚が得られる作品です。再入荷が待ち望まれる作品ですが、なかなかリプリントがかからないですよね……。
『ソフィア聖騎士団』と同じようにカードゲームでファンタジー、しかし、全員協力型の中にも、パーティを出し抜こうというスリリングなギミックが含まれているゲームと言えば↓これが挙げられます。

【BoardGameGeekより】
『Cutthroat CAVERN』はアナログゲームショップでも全シリーズが発売中の作品。数年前話題を総ざらいしたファンタジーTRPG風カードゲームです。洞窟を探検するパーティが宝を求めるゲームなのですが、お互い協力しながらも仲間を上手く利用して目的を達成するという内容のゲーム。コンポーネントも美しく、ルールも簡単、エキスパンションも沢山出ていることから人気の高いカードゲームでもあります。
と言うように、海外のボードゲームにおける最近の傾向というのは、全員協力型(パーティ志向)が多く、その中に敵が入っているかもしれないことで緊張感を高める傾向がギミックとして含まれている作品が好まれるように思います。
あくまでも私の私見ではありますが、これから日本国内も、ボードゲーム(シミュレーションゲームやTRPGという特定のジャンルに限ることなく)はこの流れを汲みながら作品が作れれていくのかな? なんて思っております。
『Battlestar Galactica』の味方の中に敵が潜むというシチュエーションだけ活かすならば、『新撰組』なんてテーマにしたゲームを作ると面白いかも。勤王派のスパイが隊内に混じっているんですよね。もちろん、このシチュエーションのみならず、いろんなものが考えられると思うのですが……。
●アナログゲームショップはこちらから。

【BoardGameGeekより】
皆さんご存じかもしれませんが、今のボードゲーム界で主流にありつつあるギミックを含んだ作品になります。そのギミックの火を付けたのが↓こいつ

【BoardGameGeekより】
これらのゲーム、プレイヤー同士が競技してトップを狙い合うのではなく、お互い協力し合って目的を達成しようというタイプのゲーム。アーカムの町を探索することでイベントが発生するのですが、そのイベントカードの数が尋常ではないほど膨大に準備されています。追加セットやカードがどんどん出ているので飽きることは少なく、コンポーネントも美しいことから雰囲気が十二分に味わえるゲームで世界的にも人気の高いゲームです。先日『INNSMOUTH HORROR』という新作が登場しました。
なんだ、TRPGに似てるじゃない?
と、とっさに閃いた人、それが正解。
ただし、『ARKHAM HORROR』発表より時間が経った昨今、ゲームのシステムは進化し、協力関係にある仲間の中に「裏切り者」が潜んでいるタイプのゲームが生まれてきました。それが『Battlestar Galactica』な訳ですね。
もちろん、この2つのゲームの違いはこれだけではないのですが、しかし、ボードゲームがTRPGっぽくなってきたのは確かにあるみたいですね。その辺りのことは、現在「a-gameかわら版」で連載中の「野獣(のけもの)ゲーマー」(徳岡正肇さん)を読んでる方には理解していただけると思います。
ところで、以前までTRPGの主力と言われたファンタジー系のゲームですが、ボードゲームやカードゲームにも、「対戦」という捉え方より「パーティプレイ」という流れが導入されているのは先の2作品を比較して解るとおり。
以前では『モンスターメーカー』カードゲームシリーズなんかを見てわかるように、多人数でプレイしても誰か1人がトップになるかを競い合うものが主流だったように思います。
たとえば、↓これなんかどうでしょうか。参加プレイヤー同士でトップを競い合う代表的なゲームのひとつですよね。しかし、『ソフィア聖騎士団』はよく遊んだよなぁ……。「虚無」の一撃によく賭けたっけなぁ。

【BoardGameGeekより】
その後現在では、プレイヤー同士の対決関係を残しつつ、一方の陣営プレイヤーが協力し合う関係を残し、ゲームのテーマに似合ったイベントが発生させることで、まるで物語を紐解いているようなボードゲームが登場しました。それが↓これですね。

【BoardGameGeekより】
こいつは本当に良くできたゲーム。誰もがイメージできる「ゾンビ映画」をあまねく再現している好ゲーム。登場するキャラクターが全て生き生きしてゲームにその能力が活かされるし、プレイヤー全員が力を合わせながら、自然と物語を紡いでいく感覚が得られる作品です。再入荷が待ち望まれる作品ですが、なかなかリプリントがかからないですよね……。
『ソフィア聖騎士団』と同じようにカードゲームでファンタジー、しかし、全員協力型の中にも、パーティを出し抜こうというスリリングなギミックが含まれているゲームと言えば↓これが挙げられます。

【BoardGameGeekより】
『Cutthroat CAVERN』はアナログゲームショップでも全シリーズが発売中の作品。数年前話題を総ざらいしたファンタジーTRPG風カードゲームです。洞窟を探検するパーティが宝を求めるゲームなのですが、お互い協力しながらも仲間を上手く利用して目的を達成するという内容のゲーム。コンポーネントも美しく、ルールも簡単、エキスパンションも沢山出ていることから人気の高いカードゲームでもあります。
と言うように、海外のボードゲームにおける最近の傾向というのは、全員協力型(パーティ志向)が多く、その中に敵が入っているかもしれないことで緊張感を高める傾向がギミックとして含まれている作品が好まれるように思います。
あくまでも私の私見ではありますが、これから日本国内も、ボードゲーム(シミュレーションゲームやTRPGという特定のジャンルに限ることなく)はこの流れを汲みながら作品が作れれていくのかな? なんて思っております。
『Battlestar Galactica』の味方の中に敵が潜むというシチュエーションだけ活かすならば、『新撰組』なんてテーマにしたゲームを作ると面白いかも。勤王派のスパイが隊内に混じっているんですよね。もちろん、このシチュエーションのみならず、いろんなものが考えられると思うのですが……。
●アナログゲームショップはこちらから。
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