先日、ボードゲームに関して最近の傾向をだらだら書いてしまったのですが、本日はちょこっとだけシミュレーションゲーム的な視点で最近のゲーム傾向を書かせてもらいます。ただ、あくまで「a-game大番頭」からみた視点であることはご了承下さいね。
海外のボードゲームが元気なのは先日書いたとおりなんですが、シミュレーションゲームやTRPGというようなジャンルの「線」が消えつつあるように最近感じるのです。
先日からお話ししているイチオシのゲーム『Battlestar Galactica』なんかがその代表例。滅多にボードゲームをプレイしない会社の上司が、ルールブックを翻訳している時に
「ルールの書き方がシミュレーションゲームの文法に似ているね」
と言っていた言葉がとても印象に残っています。
他のボードゲームも色々翻訳してもらったのですが、カラフルで視覚に訴える昨今のルールブックは見習うべきところがあるし、今後の参考にしたいねぇ、とも話していました。
より解りやすくをベースに、国内でも『ウォーゲーム日本史』にはルールブック内に速水螺旋人さんの4コマ漫画を取り入れてみたりしているのはご存じの通り。これからもいろんな試みがされていくんでしょうね。

ところで、このところシミュレーションゲームで話題になった作品と言えば、戦術級ゲームという細かくルールも膨大な分野に、手軽さと新たなシステムとギミックを取り入れた作品『Conflict of Heroes』があります。

コマンドマガジン84号でも記事を書かせていただきましたが、プレイ手順が面倒なく覚えられ今何をすべきかが簡単に理解できる好ゲームです。
これまでに登場してきた戦術級ゲームの良いところや雰囲気をしっかりふまえた上で作られたのは勿論だと思うのですが、この『Conflict of Heroes』という作品は、単にそのジャンルのみの知識や知恵の集大成だけでは生まれてこなかったのでは? と思うのです。
いや、残念ながらそれを証明する根拠は全くないのですが……(笑)。ただ、この作品をプレイしていると、シミュレーションゲームなのにそれっぽく感じないんですよね。だから、違うゲームジャンルの息吹を感じると言ったのです。
しかも、プレイして「軽い」と感じたのです。ただ、元々シミュレーションゲームをプレイしていた経験があるから、経験した他の作品よりも「軽い」と感じただけなのですが、この「軽さ」がプレイのしやすさに繋がってくれるならば、とても良いことだと私なんかは感じます。
ところで、軽さを感じるシミュレーションゲームは他にも沢山思い当たるものが。
最近元気なVPG社のゲーム。↓これなんて、コマ数も少なくマップも小さいのにとても高評価を得ているゲームですよね。

コマ数が少なく、カードによってその戦場特有のイベントや出来事を表すことで雰囲気を出す技法は、なかなか良いなぁと私なんか思うのです。
↓これなんか、今までのバルジの戦いというイメージとは全く違う切り口で作品を表現できたのは、カードを上手く使うことにあったのではないか? と思うのですが……。

シミュレーションゲームでは「カードドリブンシステム」という分類になるのかもしれませんが、それとはちょっと異なる……う~ん、難しいな。
これからはTRPGもボードゲームにかぎりなく近くアプローチするだろうし、シミュレーションゲームもいわゆるボードゲームにアプローチしていくのでしょうね。
落としどころとしては、やはりいかに「再現性」というものを大切にするか。
結構、雰囲気のあるボードゲームも海外では沢山発表されていますから、日本も負けじとどんどんいろんな作品が出てくることを期待したいですね。
海外のボードゲームが元気なのは先日書いたとおりなんですが、シミュレーションゲームやTRPGというようなジャンルの「線」が消えつつあるように最近感じるのです。
先日からお話ししているイチオシのゲーム『Battlestar Galactica』なんかがその代表例。滅多にボードゲームをプレイしない会社の上司が、ルールブックを翻訳している時に
「ルールの書き方がシミュレーションゲームの文法に似ているね」
と言っていた言葉がとても印象に残っています。
他のボードゲームも色々翻訳してもらったのですが、カラフルで視覚に訴える昨今のルールブックは見習うべきところがあるし、今後の参考にしたいねぇ、とも話していました。
より解りやすくをベースに、国内でも『ウォーゲーム日本史』にはルールブック内に速水螺旋人さんの4コマ漫画を取り入れてみたりしているのはご存じの通り。これからもいろんな試みがされていくんでしょうね。

ところで、このところシミュレーションゲームで話題になった作品と言えば、戦術級ゲームという細かくルールも膨大な分野に、手軽さと新たなシステムとギミックを取り入れた作品『Conflict of Heroes』があります。

コマンドマガジン84号でも記事を書かせていただきましたが、プレイ手順が面倒なく覚えられ今何をすべきかが簡単に理解できる好ゲームです。
これまでに登場してきた戦術級ゲームの良いところや雰囲気をしっかりふまえた上で作られたのは勿論だと思うのですが、この『Conflict of Heroes』という作品は、単にそのジャンルのみの知識や知恵の集大成だけでは生まれてこなかったのでは? と思うのです。
いや、残念ながらそれを証明する根拠は全くないのですが……(笑)。ただ、この作品をプレイしていると、シミュレーションゲームなのにそれっぽく感じないんですよね。だから、違うゲームジャンルの息吹を感じると言ったのです。
しかも、プレイして「軽い」と感じたのです。ただ、元々シミュレーションゲームをプレイしていた経験があるから、経験した他の作品よりも「軽い」と感じただけなのですが、この「軽さ」がプレイのしやすさに繋がってくれるならば、とても良いことだと私なんかは感じます。
ところで、軽さを感じるシミュレーションゲームは他にも沢山思い当たるものが。
最近元気なVPG社のゲーム。↓これなんて、コマ数も少なくマップも小さいのにとても高評価を得ているゲームですよね。

コマ数が少なく、カードによってその戦場特有のイベントや出来事を表すことで雰囲気を出す技法は、なかなか良いなぁと私なんか思うのです。
↓これなんか、今までのバルジの戦いというイメージとは全く違う切り口で作品を表現できたのは、カードを上手く使うことにあったのではないか? と思うのですが……。

シミュレーションゲームでは「カードドリブンシステム」という分類になるのかもしれませんが、それとはちょっと異なる……う~ん、難しいな。
これからはTRPGもボードゲームにかぎりなく近くアプローチするだろうし、シミュレーションゲームもいわゆるボードゲームにアプローチしていくのでしょうね。
落としどころとしては、やはりいかに「再現性」というものを大切にするか。
結構、雰囲気のあるボードゲームも海外では沢山発表されていますから、日本も負けじとどんどんいろんな作品が出てくることを期待したいですね。
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